劇場版DOOMを観てきた(ネタバレ感想)

瞬間移動装置の実験中に偶然に異界へ繋がってしまい、そこから現れたモンスター(デーモン)とひたすら戦うというなんの捻りも無いストーリーだったのは原作のゲーム版DOOM。この映画版は、火星の実験施設において人体実験によりデーモン化した被験体の脱走、そして襲われた人間もまたデーモン化していく中、もしかしたら仲間だと思っている人間もデーモンが人間のふりをしているだけなのかもしれないと疑心暗鬼になっていく極限状態の人間心理を描写するなどと言うことは無く、やっぱりひたすらにデーモン化した敵を倒していくというとても分かりやすいストーリー。他の人はみんなデーモン化するのに、主人公だけは超人化するという開き直ったご都合主義もとてもすがすがしかったです。

そんな映画の一番の見所となるのは後半のFPSシーンだ。マジで実写版DOOM。あのゲーム画面をそのまま実写にした感じ。(上の画像はゲームの一コマ)バイオレンスなSFホラー映画(R15指定)にもかかわらず、オレの顔はにやけっぱなしだったと思いますw 映画化したのもこれがやりたかったからじゃないのかーって感じでその一連の戦闘シーンはホントに素晴らしいものでした。
残念だったのは敵がデーモン化した人間なだけで、ゲームに出てきたみんな大好きサイバーデーモン(ロケットランチャーを装備したミノタウロスみたいなやつ)や、個人的に大好きだったレヴナント(ガンキャノンみたいな武装をしたスケルトン)が出てこない点。
この辺はぜひとも続編で。超人化した主人公が研究目的で軍の施設に囚われ、その研究の過程で生み出されたモンスターの暴走を止められるのは主人公しかいないみたいな感じでひとつ。