現在のSDK(iOS 4.2)に対応していない「iPhoneでOpenGL」な書籍に対応する方法

OpenGL で作る iPhone SDK ゲームプログラミング」、「iPhone ではじめる OpenGL ES プログラミング」共に良い書籍なのですが、iOS SDK 4.2で全く構造が変わってしまった旧SDKのテンプレートをベースにしているため、いきなりつまずいてしまった人もいると思います。気合いでテンプレートコードを読み替えて対応することもできますが、簡単に書籍と同じテンプレートで始めることができます。

iPad用のOpenGL ESテンプレートが旧SDKのまま

そう、新規プロジェクトでProductをiPadにした場合のOpenGL ES Applicationテンプレートは、iPhoneと違って構造が旧SDKのままなんです。

このままでは当然ターゲットがiPadになっているので、その辺をiPhoneに変更すればOK!

新旧の構造の違い

ES1Render, ES2Renderクラスを廃し、その内容をViewControllerに移した上でEAGLViewを表示するようになってます。ViewControllerを経由したことでオリエンテーション(デバイスの回転)に簡単に対応できるので、新テンプレートで問題ないならそちらの方が良いと思います。