映画版「DEATH NOTE -デスノート-(前編)」感想

DEATH NOTE -デスノート-(映画公式サイト)

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)デスノートの面白さは、夜神月の予想の斜めを行くノートの使い方と、その綱渡り感からくる興奮にあると思っている。そういった面で原作を読んでいる人もまたあの興奮を味わえるのだろうか?という不安があったのだけど…。
んー、素晴らしい。単なる原作のトレースではなく、オリジナルのエピソード展開させることで、またあの興奮を味わうことができたのだ。
って言うか南空ナオミ瀬戸朝香)!オレも納得いってなかったんだよ、原作でのあのあまりにもあっさりとした消え方に!しかしこの映画版でいい具合に壮絶になっている。これもあって後編も非常に楽しみとなる映画になった。
とは言え基本的には原作ベースなので、もしかしたら原作をまったく読んでない人が一番楽しめるのかもしれない。読んだこと無いけど気になっている人、観ときましょう。

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)実はこの日は元々映画を観るつもりはなかった。表参道ヒルズやその周辺をぶらぶらした後、時間をもてあましたので渋谷に行って映画を観ようということでデスノートにしたのだ。その時デスノート以外に候補に挙がったのが「ダ・ヴィンチ・コード」だ。
こちらの原作も面白い。その面白さは、語らずにはいられないらしい登場人物によって語られる、キリスト教と聖杯に関する膨大な薀蓄にある。物語はそれをうまい具合にミステリのフォーマットに落とし込んでるのだ。先入観を覆されることを楽しめる作品だ。

写真は表参道ヒルズにて。