美少女ゲームの臨界点+1(波状言論)

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読了。
波状言論東浩紀個人事務所)発行の同人誌。C66で頒布された「美少女ゲームの臨界点」の続編企画。「臨界点」は「雫」から「Fate/stay night」、「CLANNAD」までのギャルゲーシーンの総括だが、これは「+1(プラスワン)」という名前の通り、補足的なものである。約半分をニトロプラスの開発者ロングインタビューが占めているので実質ニトロ本だ。
ニトロプラスのゲームは実は「Phantom INTEGRATION」しかやったことが無いオレなので、それ以外のゲームに関する細かい話はよく分かりませんでした。ニトロ好きの人はかなり楽しく読めると本だと思います。とはいえ、開発者サイドがどういう思いで作っているのか、具体的に何に影響を受けたのかというようなつっこんだ話は、あまり表に出てこないものなので、ニトロのゲームをあまりやったことがなくても概ね興味深く読めます。また、ニトロプラスという現在のギャルゲシーンの多様性を象徴する一つのメーカーから見たユーザーの多様性、こういった視点が得られるのも面白いですね。
それはそうと編集人の東氏。娘が生まれたという話は聞いていたけど、娘の名前をCLANNADキャラから取ったってのはブログを読んで今知ったw

汐音ってなかなかクオリティの高い名前ですね。