なんでもドラッガー fukuwarai.js

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フェルマーの最終定理(Simon Singh (原著), 青木薫 (翻訳)/新潮社)感想

この方程式は、nが2よりも大きい場合に整数解を持たない。 私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない。 本書は、あきらめちゃいけないなんて説教くさいことは言っていない。あきらめずに挑み続ければ答え…

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する(原著:スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー/翻訳:望月衛/東洋経済新報社)感想

割れ窓理論というものがある。軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする理論だ。これを徹底したことで凶悪犯罪が大幅に減ったというニューヨークの話は有名だ。しかし、その割れ窓理論が実践された時期は、アメリカ全土…

理性はどうしたって綱渡りです(原著:ロバートフォグリン/翻訳:野矢茂樹, 村上祐子, 塩谷賢/春秋社)感想

あなたは培養層に浮かぶ脳髄で、あなたが見るもの感じるもの全ては電極の刺激が見せる幻であるとすると、一体あなたは何を確実に知っていると言えるのか? そういった挑戦に対し、馬鹿馬鹿しいの一言で退けずに、穏健に答えようとしたのがこの本だ。人間の想…

断章のグリム(1)灰かぶり(甲田学人/電撃文庫)感想

悪夢として再構築されたグリム童話、それが現実世界を侵食し、再生される。その侵攻を阻止するために戦う人たちの物語が、この断章のグリムだ。 次々と発生する怪異、調査を進めるうちに明らかになっていくのはグリム童話との符合。それらが判明していく過程…

東京国際ブックフェア2006

第13回 東京国際ブックフェア2006 あらゆる書籍が割り引き販売されるという、一般読者にとってとても嬉しいイベントだ。 そこで今まで購入を後回しにしていた本を、まとめて割引ゲットしてきた。 その内訳は写真の通りほとんど乙一w GOTHとZOOは持っている…

映画版「DEATH NOTE -デスノート-(前編)」感想

DEATH NOTE -デスノート-(映画公式サイト) デスノートの面白さは、夜神月の予想の斜めを行くノートの使い方と、その綱渡り感からくる興奮にあると思っている。そういった面で原作を読んでいる人もまたあの興奮を味わえるのだろうか?という不安があったの…

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)作者: ジャレド・ダイアモンド,楡井浩一出版社/メーカー: 草思社発売日: 2005/12/21メディア: 単行本購入: 19人 クリック: 319回この商品を含むブログ (202件) を見る著者は「銃・病原菌・鉄」でピュリッツァー賞…

CSSプロフェッショナル・スタイル(大藤幹/毎日コミュニケーションズ)

世界の「最先端」事例に学ぶCSSプロフェッショナル・スタイル (Web Designing Books)作者: 大藤幹出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2005/12メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 39回この商品を含むブログ (27件) を見る実在するウェブサ…

Amazonのダンボール箱

ダンボールの空き箱はヤフオクなどの取引で使う梱包箱として便利かもしれんと思って取っておいたのだけれど……。増える一方です。廊下が歩きづらいとのクレームもきたので捨てることにした。 しかし、今までいったいどれほどAmazonの売り上げに貢献したのかな…

ファウスト Vol.6 SIDE-A,B (講談社)感想

奈須きのこの作品を圧倒的に面白いと思うオレは、その作品の世界が特に好きなのだろう。以前はその世界の表現にやたら説明的なくどさがあったけど、最近はその辺が改善され、自然になってきたように感じる。だからと言ってその奈須きのこらしさが薄くなった…

ここからはじまる倫理(原著:アンソニー・ウエストン/翻訳:野矢茂樹,法野谷俊哉,高村夏輝/春秋社)

同一性(Identity)を認識することは同時に心を認める、または存在するとみなすことである。と、オレは思っているのだけど、じゃぁ同一性を認識していない場合というのはどういうことなのか、ということに関しては特に深く考えたことは無かった。というのも…

超妹大戦シスマゲドン(1)(古橋秀之×内藤隆/ファミ通文庫)感想

タイトルと表紙から予想していたもの以上に悪乗りして書かれたラノベだったw 偶然手に入れた妹コントローラをめぐり、様々な妹使いたちと戦うことになるバトルもの。そんな頭の悪くなりそうなストーリーをベースに、様々な作品(主に格闘モノ)のパロディを…

夜魔(甲田学人/メディアワークス)感想

初めて書いた小説とかそんなのを収録した本って先に言ってくれ… orz あとがきでそのことを知るまでもう本気で心配しながら読んでたよ、甲田学人どうしちゃったの?って。Missingの甲田学人の文章を、一生懸命素人が真似て書いたような感じで、あらゆる表現が…

Winnyの技術(金子勇/アスキー書籍編集部)感想

この本に書かれていることは最後のプロトコル詳細以外、2chのWinnyスレ(MXの次スレ)において、作者自身が47氏として書いてきたことだ。そういった面で言うと、まとめ本と言えなくも無い。ただし、自サイトや2chの書き込みで展開させていた著作権に関する作…

ある日、爆弾がおちてきて(古橋秀之/電撃文庫)感想

やばい、なんだこれは。ボーイ・ミーツ・ガールものを書いたら秋山瑞人氏がトップというオレランキングに変動をきたしたではないかw 時間をモチーフにしたぬるいSFちっくなこそばゆい短編集。そのこそばゆさがいい具合に炸裂している。一言で言うなら「それ…

電波大戦(本田透/大田出版)

電波男は現実の女がいかに必要無いかを書いた若干攻撃的な内容だったが、この電波大戦は「モテの魔の手」、現実の女からいかに身を守るか、その護身術を極める修行の一環として行った先人たちのインタビューをまとめた本だ。「モテの魔の手」とは著者による…

美少女ゲームの臨界点+1(波状言論)

読了。 波状言論(東浩紀個人事務所)発行の同人誌。C66で頒布された「美少女ゲームの臨界点」の続編企画。「臨界点」は「雫」から「Fate/stay night」、「CLANNAD」までのギャルゲーシーンの総括だが、これは「+1(プラスワン)」という名前の通り、補足的な…

子供たち怒る怒る怒る(佐藤友哉/新潮社)

読了。 佐藤友哉の短編集。計6本収録されている。講談社以外から本を出すのはこれが初めてですね。って言うか、これはイイ鬱本ですね。 全て小学生から高校生までの子供たちが主人公。表題の作品は子供たちが始めたゲーム、次の猟奇殺人の犯行を予測する遊び…

電波男(本田透/三才ブックス)

読了。 自虐ネタ本かと思ったら、恋愛資本主義批判本。ここで言う恋愛資本主義とは、モテるために金を稼いで消費する、欲望に忠実な恋愛システムのこと。これは常に異性を意識した消費行動を行わせる、メディアや広告代理店などにとって非常に都合のいいシス…

鏡姉妹の飛ぶ教室(佐藤友哉/講談社ノベルス)

読了。 <鏡家サーガ>例外編。鏡家サーガが好きな人と言うか、佐藤友哉という作家の可能性に期待している人が読んでるんじゃないのかな。そういった点でこの作品はまだ満足のいくものではないし、新規読者の開拓にも繋がらない気がする。 大地震が引き起こ…

Missing 13巻(甲田学人/電撃文庫)

読了。 著者のオカルト・都市伝説に関する膨大な知識をバックグラウンドにして作られたこのMissingシリーズも、ついに終わりを迎えてしまった。 まさに都市伝説DJとも言える著者が、都市伝説をサンプリング&リミックスし展開させているかの様な作品だった。…

クリスマス・テロル―invisible×inventor(佐藤友哉/講談社ノベルス)

読了。 作品の舞台のシステムを小説にしてみた作品か? 黒子が人格を持ち、主人公が舞台裏で物語を語る世界。これを面白いものにさせているのは、やはりこの作家独特の空虚でイカれた登場人物だ。 ただ作品の一部として書かれている作者の叫び、分かりやすい…

ファウスト vol.5 (講談社)

裏表紙がFate/hollow ataraxia。 竜騎士07インタビューと「竜騎士07vs奈須きのこ」対談企画いいね。何がきっかけになってゲームを作り始めたのか、何で同人で出すことにしたのか、TYPE-MOONが同人から商業へシフトしたのはなぜなのか等、作品を生み出すこと…

水没ピアノ―鏡創士がひきもどす犯罪(佐藤友哉/講談社ノベルス)

読了。鏡家サーガ3作目。(フリッカー式→エナメルを塗った魂の比重→水没ピアノ) 壊れ気味の人間の描写が素晴らしい。少女を護っているつもりの少年、現実の彼女より会ったことの無いメルトモに思いを馳せる青年、そして密室での贖罪惨殺劇。互いに係わり合い…

銃・病原菌・鉄 (Jared Diamond (原著), 倉骨 彰 (翻訳))

読了。5年ぐらい前の発売当時に上巻だけ読んでた。本棚整理中、下巻を読んでないことを思い出し、上巻から読み直した。長いので後回しにして、そのまま忘れてたんだと思う。海外文学は読むけど、こういったノンフィクションものを普段読まない自分が買った原…

台湾でも電車男

http://www.crown.com.tw/ http://www.crown.com.tw/atfiction/at003_2.html 出版社のトップでいきなり2chのAAが拝めるw 下URLは宣伝Flashムービー。「御宅族」、「網路毒男」、「秋葉男」とかなんか微妙に意味が分かる単語がちらほらと。2chのAAに中国語と…

撲殺天使ドクロちゃん(5巻)(おかゆまさき/電撃文庫)

撲殺天使ドクロちゃんセカンド公式サイト 読了。パワーダウンしたように感じたのは、単に慣れちゃったからってだけでもないな。今までのキャラクタを満遍なく使おうとしたら薄くなっちゃったって感じ。 初めて読んだとき、同人誌ならともかく、商業誌でこの…

エナメルを塗った魂の比重―鏡稜子ときせかえ密室(佐藤友哉/講談社ノベルス)

読了。新刊の方はまだ読んでません。 フリッカー式で脇役だった鏡稜子が好きなので読んでみた。稜子スキーとしてはその点で満足できたけど、オチがぶっ飛びすぎて破綻してるのはいかがなものかと。密室殺人に預言者にドッペルゲンガーにカニバリズムに殺し屋…

HTML & XHTML 第5版(オライリー・ジャパン)

読了。と言ってもこの先何度も参照するけど。高い(¥6,090)ので会社の金で買ってもらったw HTML/XHTMLの要素のほぼ全てを解説している。廃止されたもの、廃止予定のもの、まだサポートするブラウザが存在しないものまでホントに全部。ただし、Webデザインや…